No.24322 寝たきりになる時期。

質問(相談内容)
■ Q :
87歳の認知症の母(要介護5)は立位が保てず、座位も保てず(滑り止めのクッションを敷いているので何とかソファには座っています)、車椅子生活です。相談したいのは、もうこういう状態であればソファに座らせておかないで、一日中ベッドの中の方が良いのかどうか、ということです。というのは、母は座っている時はほとんどしゃべらないのにベッドに横になるとよくしゃべるので、ベッドに横になっている方が楽なのかな・・と思ったからです。朝、「お早うございます!」と言うと「お早うございます。」と答え、「良く眠れましたか?」と言うと「眠れましたよ?」としっかり答えます。また、夜寝かしつける時には「有難うね。」とか「きょうもお世話になったわね」とか「あした美味しいもんでも食べに行かない?」とか、まともなことを言うのです。「じゃ、お休みなさい。」と言えば「あら、もう行っちゃうの? もっと居てよ。」などと結構しっかり会話が出来るのです。ところが、昼間のソファや食卓では何か話し掛けても「あ?」とか言う位で、うつらうつらしたりボーっとしたりで昼行灯のようなのです。ということは横になった方が楽なのでしょうか?その辺のところが分りません。寝たきりにしないように、ならないようにとデイの無い日は一日中ソファに座らせています。時々ソファで横になる時もありますが。現在、寝たきりで介護なさっている方はどういう状況の時に寝たきり(一日中ベッドの中)になったのでしょうか?なるべく寝たきりにはしたくありませんが、うちの場合はどうでしょうか。今の状態を持続した方が良いのか、それともベッドの時間を長くした方が母が楽なのか・・その辺のところに何かアドバイスを頂けたら助かります。

回答(相談内容に対する回答とお礼)
◆A1 :
義母も同じような状態でした。朝の目覚めや夜の就寝時の声かけには結構ハッキリ反応するのに、昼間は寝ているほうが多くて。。。私も「ソファよりベッドのほうがいいかな」と思った時期がありました。上を向いた状態で首が固まってきていたので。。。義母が寝たきりになったのは徐々にというより「肺炎」による発熱などで「看病」が必要になってからです。熱で座位が保てず、入院して・・・ただ、その頃からどんどん体が強張っていきました。寝たきりよるものかは不明ですが・・・。座っているだけでも体力は消耗します。。だから結局「眠って体力温存」ってことになるのかもしれませんね。今のお母様の状態の頃って、葛藤がありますよね。「ほんにんが楽なように寝かせたほうがいいのか」それとも「少しでも体を動かすほうがいいのか。座位や立位をキープするべきなのか」と・・・。ただ、寝たきりになってから手や肩や足などの強張りが一気に進んだような気がします。自分の経験からすると、座位がとれなくなると介護は大変になってきます。少しでも腹筋を使って座ってもらうほうが、ケアがしやすいしご本人のためではないかな?と思います。また、寝たきりは当然ですが「とこずれ」の心配が出てきます。ソファに座っていても血行が悪くなり栄養状態が悪くなると「とこずれ」を作ってしまいます。寝ているとそのできる範囲も当然広くなったり部位も多くなったりというリスクが出てきます。難しい選択でしょうが、少しでも起きているほうが床ずれ誤嚥などのリスクは低くなると思うので、もう少し現状維持ではいかがでしょうか。

◆A2 :
横になっているより座っている方が重力がかかります。そうすると、筋肉にも骨にも負荷がかかり、そのことにより筋肉の減りようや骨からカルシウムが抜けるのが少なくなります。座っているだけでもリハビリなのかナーと思います。本人のその日の状況にもよるとは思いますが。悩むところですね。

◆A3 :
寝たきりになる時期をいつ、とはっきり言えないかもしれません。医療処置の関係や、病気によってベッドから出られなくなる場合もあるし、どうみても起きていることで肺や心臓に負担がかかっているならばベッドから出ることは少なくなると思います。それでも寝たきりになっても介護用ベッドなら頭を起こしたり、またはリクライニング車いす移動して、たとえ10分でも体勢をかえて過ごすこともします。座位が保てなくてもたまには支えて、ベッドに腰掛けてもらうこともします。チルト式車いすを利用する方もいます。食事はかならずリクライニング車いすでしてもらうという場合もあります。お母様の場合、リクライニング車いすを利用して、昼間はそこにいてもらって、起こした状態から、疲れたらすこし倒してとか、いろいろできると思います。ベッドで寝かせきりにすることもありません。体を起こしていて、言葉数が少なくなるのは、重力で体に負担がかかり、筋肉の硬直や血圧の変動などがあるからだと思います。リクライニング車いすはいかがですか。

◆Q :
リクライニング車椅子ですか。そういうのがあるのですね。レンタルの人に聞いてみます。一気にベッド生活にするのではなくて、先ずはそういうものでやってみるのも良さそうですね。とにかく、やがては寝たきりになるにしろ今はそうせずに現状維持を保つ、そうしようと思いました。また、「座っているだけでもリハビリ」って、なるほどそういうことなのですね。確かにそうかも知れません。今のままでやって行こうと思いました。

◆A4 :
うちの舅はいつも車いすに座っていましたから、車いすに座った状態で固まっちゃいましたよ。寝かせるのが大変だった。要するに、時間なんだと思うよ。

◆Q :
要するに時間、とは座ったきりとか寝たきりとかにしないでその両方を混ぜるということでしょうか。その方が良いかも知れませんね。今は座りっぱなしでもまだ固まってはいませんが、そのうち固まる可能性もありえるとして適度に寝かせたりもしてみようと思います。ババママさん、義母さんも似たようなご様子だったのですね。私も床ずれが心配なので何とか寝たきりにさせないようにしていました。暫く現状維持でやってみます。

◆A5 :
病院での経験ですが、車椅子とベッドの生活となった場合、ベッド上では、できるだけ、座位をとるように指導しているようです。理由は、座位をとるのは、筋力を使い、身体機能の低下を軽減するためです。

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