No.24481 精神安定剤を服用中の認知症の母が、隠れて飲酒している。

質問(相談内容)
■ Q:
78歳の同居(2世帯住宅)の義母についての質問です。中程度の認知症で、アリセプトを処方されていて、いつもは義父が一緒に居て、一応普通の暮らしをしています。その義母が隠れて料理酒を飲んでいるようで、午前中からアルコール臭いときがあります。いつも本人には、飲酒の記憶は一切ありません。40年くらい前から”眠れない”と言うことで睡眠導入剤や安定剤を常用している人なのですが、それらとの関係もあるのか、飲酒したらしい時には、腰が抜けて派手に倒れて怪我をしたり、歩けなくなったりします。しかも、出血しているのに「全然痛みは無い。」とか言います。  
昔から酒好きだったわけではなく、今も大量に飲んでいる訳ではありません。かかりつけ医は「大量の飲酒でなければ、安定剤も酒も飲んでいい。」と言われますし、義父は「長くないのだから好きに飲ませたい。」と言います。が、私は、無理矢理にでもアルコールを取り上げた方が良いのではないかと思っています。認知症と安定剤とアルコールの関係を調べてもはっきりせず、こちらで相談させていただきました。宜しくお願い致します。

回答(相談内容に対する回答とお礼)
◆A1:
うちの特養にはBarが月に二回オープンし、利用者とご家族、それに職員が一緒にお酒を飲みながら楽しく過ごしています。また、デイサービスグループホーム家族会でも、皆さん一緒に飲食を楽しみます。アルコールがいけないから取り上げるのではなく、一緒に楽しみながら量のコントロールはできないでしょうか?隠れて飲むというところがポイントで、何か満たされない気持ちがあるようにも感じられます。寂しさや不安の原因を突き止め、それを取り除くには、認知症に詳しい精神科医などのカウンセリングも必要かもしれませんね。

◆Q :
レスありがとうございます。 ”取り上げる”と言う書き方は良くなかったと反省しています。  おっしゃられるように 確かにカウンセリングは必要かと思います。義父が人一倍世間体を気にする人なので、大変かも知れませんが今度 進言してみようと思います。酒の飲み方の事ですが、実は隠れ飲みを無くさせようと、義父が夕食時に一緒に飲酒するよう心がけていた時期がありました。が、義父の前では「あら、私お酒なんか飲むの何年ぶりかしら?」等と言いつつ、1合弱しか飲まず、背中を向けた時にこっそりコップで一気飲みしたのだそうです。しかも食事の前にも飲んでいたらしいのに、飲酒の記憶はいつも、全くなかったのです。そして翌日はまた、「お酒なんて何て久し振り」と言うのです。料理酒”が早いペースで無くなって行くのを追求しても「長男(私の夫)が勝手に飲んだ。」と、心底思いこんでいるようで、絶対に自分が飲んだとは思っていません。何しろ本人には記憶が無いらしいので。もしかしたら、味覚もおかしくなっているのかも知れません。  
私としては”料理酒は毎日1合だけ瓶に入れておき、他のアルコール類は完全に隠す”などの徹底管理をすべきだと思うのです。トイレでゲーゲーと吐いていたり、何度も転けて顔や手や足から沢山出血していたり、このままでは取り返しのつかない事になりそうに思います。義父は、義母の認知症のことで少しウツ気味で もうどうでもいいような気になっているようです。夫は「家で飲めないと外で飲むようになるかも知れない。そっちの方が困る。」と言いますが、このままでは 私は心配です。    
私自身は殆どお酒が飲めないですし、飲まない家庭で育ちましたので、飲酒にこだわる気持ちが理解できないのかも知れませんが、お酒の管理をすべきではないでしょうか?他に良い方法がありますでしょうか? 決して飲兵衛ではなかった義母がこんな事になるなんて、本当にショックを受けています。どうぞ、アドバイスよろしくお願い致します。

◆A2:
義母様の飲酒がご本人の自覚無く行っている(認知症)とすれば、お酒の管理をしてあげる事は必要かと思います。隠れて飲んで知らないふりをしているのであれば、自宅での管理には限界がありそうです。お酒を探して手段を問わず飲むような場合や、毎日飲酒をしなければ落ち着かないなどの状況であれば主治医にご相談されてはいかがでしょう。 義母様のお体のこともありますので、飲酒量に関わらず週1〜2日は休肝日にされるとよろしいかと思います。少量でも習慣になれば依存症などになりかねませんので、注意が必要かと思います。文面からは義母様がお酒を楽しまれているにようには感じませんが、弊害が大きいようであればお止めになる事も必要かも知れません。余談ですが、料理酒は普通に飲めますが、塩分が含まれているものもありますので、塩分にもご注意ください。 酒好きの人でも美味しくは感じないでしょう。また、悪酔いする可能性もあるかと思います。

◆Q :
レスありがとうございます。家族以外の方の冷静なご意見を頂けると、とても心強いです。義母の飲酒の量は極端に多くはないのですが、日に2合〜3合は超えているかと思います。そして間違いなく毎日飲んでいます。以前、主治医の先生から「内臓で少し気になるところがあるが、多量に飲酒しているのでなければ年齢的な物でしょう。」と言われたことがありますが、その時点で義母は「お酒は殆ど飲みません。」と言い張り、義父は恥ずかしいので隠れ飲みの件は言い出せなかったそうです。近所の皆さんが通う病院で、診察室の会話は、待っている人みんなに聞こえるので、世間体を気にする義父はこれからも話すつもりはないようです。元々最初に私が、主治医の先生に義母の行動の変化(認知症の始まり)を相談したことについても、義父は恨みに思っているようです。出来れば近所にも親戚にも隠し通していきたかったようです。私以外の家族全員が「身体の具合も良く無さそうだし、せめて好きな物は好きなだけ飲ませてあげればいいじゃない」の考え方なので、なかなか強く言えないでいましたが、禁酒までは行かなくても、せめて節酒をしてもらえるよう、皆で相談してみようと思います。また、憎まれ役になってしまうかもしれませんが。カウンセリングは、実は、認知症に極端な偏見を持っている義父の方に必要かな、とも思っています。ありがとうございました。

◆A2 :
対処療法ですが、もし状況をあまり変化させないでということなら、料理酒のビンの中身をお酒にし、そのビンを小さくして、中身を一合分ぐらいいれる・・・なども、一つの案として考えられます。

Q&Aを検索

「介護110番事典」の利用規約に準じてご利用下さい。