人工呼吸器の延命処置について。

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No.24350  人工呼吸器の延命処置について。

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No.24350: 人工呼吸器の延命処置について。

■ Q : 人工呼吸器をつけるかどうかの決定が迫られています。89才です。本人の意思は、まったくわかりません。家族で相談、ということです。肺炎で入院していたのですが、高熱が出たり、引いたりの繰り返しでした。医師の話では、回復は難しいとのことでした。延命治療をするべきでしょうか・・・。 昨日見舞いに行ったとき、「だいじょうぶだ」と、本人が言った言葉が気になります。本人は、高齢ながらも、生への執着があるようにも思いますが・・。後に、残るのは80才の母ひとりです。私たち3人の子供は、すべて遠方に住んでいるのです。延命治療をした場合、今後の事がどうなっていくのか、教えてください。私には、人工呼吸器をつけないことは、見殺しにしているような気になります。延命治療は、本人にとって、過酷なことなのでしょうか。家族4人のうち 3人までが、呼吸器はつけない、方の意見です。

◆A 1: 私の個人的な意見です。私は人工呼吸器をつけないことが、見殺しにすることだとは思いません。 残念ながら現代の医学でも、人の命を永遠に続けさせることは出来ません。ならば死期が間近に迫った時、それを受け入れ自然な、そして安らかな最後を迎えさせてあげたいと思います。家族としては、1分でも生きていてほしいと思う気持ちはありますが、呼吸器を付けて、生きている時間を少しだけ長らえさせることよりも、もしかしたらお別れの言葉も交わせる、自然の状態のほうが良いと思います。最後まで本人の苦痛を取り除いてあげるべきだとは思いますが死期が間近に迫った人は、周りでは呼吸が苦しそうに見えても実は苦しくないのだそうです。人間の身体とは、そのように出来ているものなのだそうです。 ◆A2 : 私も昨年父の人工呼吸器をつけるかどうかの判断を2回迫られた経験があります。当時、私はあなたと同じく、父を見殺しにしたくない気持ちが強く、父が生きたいと願っている事も解かっていたので少しでも可能性があるなら呼吸器を付けたいと希望していました。結局父は人工呼吸器を付けずに他界しました。家族間では付ける3人付けない2人と揉めたのですが、結局長年連れ添った母と父の兄の意見を尊重し、付けない方向を選んだのです。 父も肺炎で、気管切開をして胃ろうの状態でした。熱が出たり下がったりを繰り返しており、最初の容態の急変で人工呼吸器を付けるしか手段が無いと言われたのですが、結果生死をさまよっていた父は奇跡的に回復し、流動食を自分の口で食べ、口パクや文字の指差しで会話もできるようになったのです。父の生きたいという気持ちが強かったのだと思います。 それから3ヶ月後、2度目の急変がありましたが、その時は家族全員一致で人工呼吸器は付けず、最期まで父の気持ちと寿命に任せようということになりました。危篤状態になってからも時間もあったので家族全員で看取ることができ、目を閉じる最期まで皆が話しかける言葉一言一言にうなずいてくれました。父と同室で人工呼吸器を付けている患者さんも見ました。若ければ、そこから復活できる可能性もあるとは聞きましたが、ご家族が来てもうつろな目で天井を見上げ言葉かけに対してうなづいたり首をふることもできない患者さんを見ながら、個人的には、やはり最期まで自然に任せ、父とコミュニケーションを取れた事に後悔は無いと感じてました。今思うのは、人工呼吸器を付けても付けなくても、人にはそれぞれの寿命があるのではなかということです。そして、その寿命が終わりを迎える時をご家族でどう過ごせるかが重要だと思います。臓器の機能が止まって聴力は最期まで残ると聞きました。いずれにしても辛い決断かと思いますが、おじい様に一杯話しかけて悔いのない判断をしていただけますよう祈っています。 ◆Q : 高齢の両親をもちながら、今まで、このような事について、事前に話せていなかったことが残念です。家族関係というよりも、父の性格からして、話ずらい内容なのです。もしも、自分自身のこととして置き換えた時には、答えは簡単です。延命治療は望みません。昨夜付き添っていた時、苦しそうな息の中から、「もう、いい、もういい、、」と言っていました。何が、もういいのか、はっきりはしませんが、おそらく、治療についての事だったのでしょう。今、少し良い方向へ向いているようですが、おそらく、そちらのお父様と同じようなことになるような気がします。 私は、最後まで、判断に苦しみますが、皆さんのご意見と、そして自分のこととして置き換えて考えた時に、やはり、人工呼吸器はつけない、という事のほうへ、賛成しようと思いました。 ただ、それが、本当に純真な気持ちで、父を思ってのことかどうか、という所では、どうしても苦しんでしまいますが、、、。(私個人の事です) ◆A2 : お父様の容態が良い方向に向いていらっしゃるとのこと、本当に良かったですね。お父様の言葉をお聞きすると、生きる事に対して手を抜かない、ご家族思いなお人柄と感じました。「もういい」というのは、もしかするとはなえさんやご家族に悩まなくていい、と言って下さっているのかもしれませんね。私も父の他、祖母の介護の経験があったのですが、助かる見込みが低い状態に陥った時は高齢ということもあり、病院から「家族の判断」というのを求められる事が何度かあり、どの決断も悩み苦しんだので、今のはなえさんの気持ち、よく解かります。どれが正しいという答えが無いから、家族が判断するしかないのですよね。辛いとは思いますが、今はご家族が悩んでいる様子はお父様の前で見せずに精一杯お父様の生きる気持ちを支えてあげてほしいと思います。 父が回復した時の事ですが、手足のマッサージ言葉かけが有効と言われました。病状にもよるので主治医の先生にご確認の上、OKであれば、次の手順でマッサージを試してみて下さい。 足裏の指の下の部分(かかとと同等に一番地面に接触する面)が肺のツボ(反射区)になります。そのあたりを中心に足裏を充分さすってあげ、後は足の甲を指から足首、ふくらはぎを足首から膝の裏へと、足裏に溜まった血流を温め、心臓の方へ返すイメージでゆっくりマッサージしてあげて下さい。お父様の精神力にご家族の気持ちが重なり、良い方向に向かう事を心から祈っています。 ◆Q : 丁寧なマッサージの仕方を教えていただきありがとうございました。残念ながら父は、19日の朝、息を引き取りました。結局、「延命治療云々」以前の状態で息絶えたのは、残る者たちへの神様からの配慮でしょうか、、、。現実問題として、父の死に対してうしろめたさをもたず終われたことは、弱い私にとって良かったことです。私たちも、言葉かけと、マッサージはしていましたが、あなたほど丁寧ではなかったと思います。これからの事に、役立てたいと思います。質問に答えてくださったみなさん、ありがとうございました。