座位保持装置
自力では一定の座位が取れない人の姿勢を保持する装置で、心肺機能の活性化、変形や拘縮の予防、平衡反応の維持、上肢の機能の向上などが促されます。座面、背もたれ、ヘッドレストなどと、それを支えるフレームからなります。多くの部品からなるモジュラー型と一体成形のモールド型があります。座位保持装置を付けた車いすは、座位保持装置型車いすとか工房バギーと呼ばれています。身体障害者福祉法、児童福祉法では一定の基準を満たすと無償で交付されます。2001年度には交付基準の改革が行われ、座位に似た姿勢(立位、膝立ち、臥位など)を保つ装置も座位保持装置として交付されるようになりました。