バイステックの7原則
アメリカの社会福祉学者のフェリックス.P.バイステック(1912年〜1994年)が著書「ケースワークの原則(1957年)」の中で、対人相談援助におけるケースワーカーの基本的な姿勢として“バイステックの7原則”を提唱しました。
1. 個別化の原則:クライアントをタイプやケースで捉えるのではなく、あくまでも個別の人間であるとの認識のもとに捉える。
2. 意図的な感情表現の原則:クライアントの感情表現の自由を認める。
3. 統制された情緒関与の原則:ケースワーカーがクライアントの感情に飲み込まれることなく、自分の感情を統制してクライアントの心を理解する。
4. 受容の原則:ありのままの利用者の態度や感情や意見をまずは受け入れ、何故そう考えるのかを理解する。
5. 非審判的態度の原則:クライアントの考え方や行動に関して、ケースワーカーが良いか悪いかを審判しない。
6. 自己決定の原則:問題解決の主体はクライアントである。
7. 秘密保持の原則:クライアントの個人情報を他所にもらしてはならない。