No.42323 Re: まよい

私も勤務してまだ二ヶ月目の新人です。周りの職員には恵まれていますが、私が入職してから入ってきた新人さん（…といっても経験者）が２人もやめてしまい、理由は推察されますが、体力的なところや精神的なところかなと思っています。

　前の仕事も福祉の仕事でした。相手は高齢者ではなかったけれど、やはり時々やってられんわと思う事も多々あり最終的には精神的に疲れ果ててしまい体が動かなくなってしまって休職を１年半したあげくの退職でした。仕事は好きでした。でも好きなだけではできないんですよね。福祉の仕事って。前の失敗を生かすとしたら、自分の息抜きの時間を持つということ。言われてもそうねえと聞き流せる位の図太さを持つということ。そして喜びを見つける、小さくてもいいから。

　面接の時に三年は頑張って介護福祉士をとります。と言い切っている手前、そうそう簡単にやめてなるものかと言う気持ちもありますし、何を言われても笑顔とありがとう。それで乗り切っています。先日は目の下を引っ掻かれ、腕にはミミズ腫れ、入浴介助したら自分が石けんでしみて痛い思いをしながらも頑張っていられるのは、一つ一つの積み重ねが決して無駄ではないということに気がついたからです。

　パーキンソンで幻視、幻聴、日中もほとんど傾眠状態で無反応という方がおられます。その方を入浴介助する時に「さあ、お洋服を着替えてお風呂に入りますよ。」と声かけて着替えを始めたときでした。「ありがとう」とその方が目を開けて言われたのです。間違いなく私にむかってはっきりと聞こえる声で。

　それに先日は夜間睡眠前の就床介助ではリハパンからオムツに変わるかたで、一度は新人だから先輩に変わってといわれ、二回目今度は私が頑張りますといってオムツをなんとかつける事ができた方より、次の日の朝に「オムツうまかったよ。漏れてなかった」とにっこり言われたこと。引っ掻かれた入居者さんだって、私が「一番優しくて好きや」と言ってもらえた時。

　先輩も「うまくなったね」とか「あなたを育てようとして言ってるんだから」と言って下さいます。なかなか要領を得ないときもありますが、自分が一歩ずつでも前を向いて歩けている今の環境を自分から壊すことのないように…半年をすぎたら自分なりにストレス発散法を成就させるようにうまくコントロールしながら頑張っていきます。

　そういう励みがあるからこそ自己犠牲にはなるかもしれないけれど、福祉の仕事ってやっていけるのかなって思います。正直生活保護以下の給料でもそれでも働いています。人に接するというだけでなく学びの場として…自分の精神状態をコントロールしながら。

　すみません。新人が割り込みました。まじめで一生懸命な方が燃え尽きてしまわないように。何より職員、そして入居者さんを大切にする職場が一番ですけど、自分の心と体は自分で守らないといけませんよね。自分にも言い聞かせています。

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