No.54629 老化で脳の衰えの可能性だから、認知症専門医で診断や対応を
人間、誰でも老化により脳も衰えてきます。
今月に出ている新聞報道でも、90歳代以上の男性の半数は認知症、
女性なら6割以上で、100歳に近づけば、ほぼ全員が認知症だった
という調査結果が報道されています。
認知症と判定されない高齢男性半数といっても、
90歳代以上まで生きる男性も少数派で、
認知症以外の他の要因で、男性はどんどん亡くなります。
高齢者というのは、基本的に過半数以上が認知症だという認識で、
きちんと対応策をいつも考えている必要があるわけです。
認知症は、いわゆるアルツハイマーの「モノ忘れ」だけを
言っているのではありません。
特定の病気を認知症と言ってるのではなく、
高齢者や、同様な症状が若年で起きるような、
脳の異常についての広範囲な病気に対して使われる言葉です。
脳の中心部の奥深くの、海馬と呼ばれる付近の病巣の影響が、
モノ忘れ症状につながると言われていますが、
脳の外側の大脳の老化の異常による症状も高齢者では多いです。
脳の前側(前頭葉)や、左右(側頭葉)の異常の人も多いです。
脳ドックなど、CTやMRIで脳を撮影すると、委縮で脳が小さくなって
いるのが分かる高齢者の人もよくあるわけです。
こういった、記憶以外の箇所の脳の異常も行動に影響します。
善悪の区別や、理性的な行動抑制が効かなくなるわけです。
犯罪や異常言動を繰り返す人も、高齢者では増えてきたりします。
残念ながら、それが人間の老化の本当の真実だということです。
前半で書いたように、お医者さんが多くの高齢者の人を調べて、
今回、あらためて数字として証明されたわけです。
従来、日本ではあまり認知症として扱っていなかった、
(だからといって、その高齢者が異常ナシなどではなかったです)、
脳の委縮などの症状も含めて、認知症として計算しなおしたら、
最初に書いた通り、高齢者の半数以上や、最終的には全員が、
認知症として判断する必要があるという結論になったわけです。
現在、全国各地で認知症専門医の指定などや、
医療体制の整備を、各都道府県が進めています。
近くの地域包括支援センターなどの介護相談窓口でも、
経験のある職員さんなら、地元の認知症医は知っています。
連絡とって、話をよく聞いてみましょう。
要介護認定なども相談すれば、家の様子は見に来てくれます。
精神科系の症状などについて相談したい場合は、
全国どこの地区でも、地元の保健所に連絡とって相談すれば、
認知症や精神科系の相談窓口などは必ずあります。
認知症などに対応できる地元の病院などを教えてくれます。
家での様子の確認が必要なら、
保健師さんの家庭訪問を依頼するという方法もあります。
この話の場合は、老化による病気と考えたほうが妥当ですから、
(モノ忘れ以外でも、これからは認知症としてどんどん対策する)、
きちんと、医者につれていって、老後のケア開始をしていきましょう。
ふだんの生活や高齢者向けケアの手助けが有効だと思うなら、
地元の介護関係者に相談すれば、いろんな方法は考えてきます。
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発言一覧
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- ◆54614: 老人の自慰行為 [あーちゃん] ID:NZfFhNXX 2013/06/13 07:32
- └◇54629: 老化で脳の衰えの可能性だから、認知症専門医で診断や対応を [げた] ID:sZMULnNk 2013/06/14 09:39