乳がん
乳房に発生する悪性腫瘍です。圧倒的に女性に多く、40歳?50歳代に多く発症します。発症すると乳房の一部にしこりができますが、痛みを感じることはありません。放置しておくと大きくなり、皮膚のへこみや萎縮、むくみなどの異常が現れます。さらにがんはリンパ腺、特に腋窩リンパ節や胸骨旁リンパ節、鎖骨下リンパ節に転移し、また血管を通って肺や肝臓、骨などに転移。全身に広がれば悪液質に陥ります。原因は不明ですが、女性ホルモンのエストロゲンの関与が大きいといわれています。また、出産後に授乳しなかったり、授乳を早期に中止した人に比較的発生しやすいともいわれています。外科的療法としては、乳房の切除と腋窩リンパ節のかくせいを行いますが、最近では乳房を温存する手術も行われるようになりました。