No.53104 Re: 経管で栄養と摂っている状態で、特養は入所できますか？

その特養は看取りまで行う特養でしょうか？
経管栄養が必要な状態でも、受入れる事は可能と言えば可能ですが
特養の場合、夜間看護師がいない特養もあれば、夜間看護師がいたと
しても、医療行為は行えないので、正直なところ経鼻栄養の状態での入所
は、胃ろうの方より厳しくなるのが現状です。

マーゲンチューブが抜けてしまった場合、看護師が再挿入する場合も
ありますが、本来挿入するのは医療行為になる為、必ず医師が行います。
老健や療養では、看護師が再挿入を行う事もありますが、老健は併設して
医療機関がある為、挿入後レントゲンで確認が出来ます。
療養では、必ず医師がいるので、医師の指示の元で看護師が行う事も
ありますが、医師がいる為万が一異常があってもすぐ対応する事が出来ます。

ですが、特養は医師がいないので、日中・夜間帯抜けてしまった場合、
看護師がいる特養の場合は、嘱託医に指示を仰ぎながら再挿入を行い
医療機関が開いている時間に受診し、レントゲンを撮り確認をしなければ
ならない為、ご家族の病院への付き添い等、要求されてくる事が予測
されます。また、あまりにも頻繁に抜去する事があるなら、胃ろう増設をして
欲しいと言われる可能性も当然出てきてしまうので、胃ろうを拒否し、
今後、経鼻栄養のみで過ごされるのであれば、介護療養の方を探された方
が良いと私は思いますね。

失礼ですが、特養に入所して延命治療等希望をしていないとしても、
看取りを行っていない施設であれば、容態が急変したり、悪化すれば、
施設では対応が出来ない為、医療機関の方へ搬送されるようになります。
治療を拒めば、医療機関では入院継続は出来なくなるため、治療をする、
しないで、嫌な思いをさせられる事もあるので、ご本人とご家族の意思が
かたく、経管栄養以外の延命についても確認がとれているのなら
介護療養型医療施設への入所を私はすすめます。

※介護療養の多くは、不必要な延命処置は一切行わないので。
介護施設の中では、一番自然な形での看取りを行っているところが殆どです。

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