No.52927 Re: 虐待の処罰

高齢者の虐待については、高齢者虐待防止法がありますが、
この法令で言うと、罰則はあるものの、虐待をしていた本人に対する
罰則は困った事に含まれていないのです。

罰則：
高齢者虐待対応協力者・市町村関係職員が職務上知り得た秘密を
漏らしたとき・・・１年以下の懲役または１００万以下の罰金

正当な理由なく立ち入り調査を妨害したとき・・・
３０万円以下の罰金

ところが養護者による虐待となると、話は別になり・・・

身体的虐待・・・暴行罪・傷害罪
心理的虐待・・・脅迫罪・侮辱罪
経済的虐待・・・横領罪・背任罪・詐欺罪
ネグレクト・・・保護者遺棄責任者遺棄罪
ネグレクトの結果死亡・・・傷害致死罪・遺棄致死罪・殺人罪

と、一般の犯罪と同じ扱いで処罰されますが、介護職員が行った場合は
これには当てはまらないと言う、おかしな法令なので、施設として出来る
対応・罰則と当てはめるのなら　＜ 懲戒免職 ＞　しかないと思いますが
実際に虐待を受けた高齢者が、その事実を虐待だと認識し、訴える能力が
あるとするならば、個人的に刑事告訴に持っていく事は可能と言えば可能
だと思います。

また、ご家族が虐待を知り得る事で、本人に能力が無いとしても、
ご家族が訴える事も出来ますから、まずは懲戒免職し、その後どうするかは
施設とご家族や本人との話し合いになると思います。

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