No.54640 利用者の家族(家族や世の中の働き手が介護費用の負担者です)の意向はどっちかな?

発言者:げた 発言日:2013/06/15 10:48 返信する 応答をメールで転送

たしかに、これは完全にプロ失格の言葉だらけの文章を、
ネットに投稿してしまったことになります。よく考えてみましょう。

施設に高齢者の人を入れて預かってる立場になるはずですが、
若い人が入院してたりするのとは、意味がまったく違うんですよ。

病院などに入院中の現役世代などの人なら、ロビーでの携帯使用や、
公衆電話使用など、ルールを守って外部に電話も当然できます。

しかし、この話の場合は、まったく事情や状況が違いますね。

家族側は、どのような事情で施設に高齢者を預けたのでしょうか?。

当然、家では介護できないからでしょう。

帰宅願望で、「帰りたい」という話は、通用するはずもありません。

この話の場合は、家に電話したいということのようですが、
家族側は、そんなことを望んでいるのですか?。

家族側から高齢者を預かる時に、こういう時間に電話するといった
取り決めでもあって、それに沿って電話したりというなら別ですが、
ふつう、常識的に、そんな話は聞いたことがありません。

もちろん、高齢者用住宅のような形の施設などで、
高齢者の人の自立度が高く、ご自身で家族や身内と離れて暮らす
自覚がちゃんとあって、個室の個人用電話設置などや、
自分の携帯持ち込みとか、個人の連絡手段を備えて高齢者を預かる
といった話なら別でしょうが、、、。
(この話の場合は、そういうことでなく、
高齢者を社会や家族から切り離して、預かる施設のはずですよ)

帰宅願望うんぬんが問題になる以上、きちんと高齢者の方を、
社会や家族から「 隔離 」するのが、プロとしての介護の仕事なんです。

隔離という言葉がイヤでしたら、学校やどこかで習ったような、
現在使っているような、キレイ事の言葉に置き換えてみましょう。

結局、どういう言葉を使っても、やるべきことは変わりません。

利用者の高齢者の方が、「お客様」(お金を払う人という意味で)
なのではありません。この部分を、間違えないようにしましょう。

実際に、費用を負担しているのは、介護保険制度を支払いで支える、
世の中の多くの現役世代の人たちの稼ぎからの保険料や、
税金を通じての国や地方自治体の負担、
会社などの大きな保険団体からの多額の負担なんです。

当然、利用者の家族などの若い世代も、保険料の負担があるし、
今の日本の介護制度は、家族介護負担の軽減はタカが知れてるから、
高齢者介護のために、いろんな人がいっぱい負担や苦労を
してるんです。

そういった多くの人々のおかげで、
この話のような施設の人たちの給料も出ているのだし、
高齢者の利用者の方を施設に預かることができるんです。

プロ失格の、変な発言ばかりしていないで、
きちんとやるべき仕事をやりましょう。

介護の仕事の道に来たのが間違いと思うなら、
たしかに、プロ失格の人ですから、さっさと身を引きましょう。

こんな話、一度、自分の親や身内親戚友人知人などの介護で、
どうやって施設や病院に入れるか苦労するのを経験すれば、
すぐ気が付くはずのことですよ。

実際、今の日本の介護制度のレベルなんて、
プロの仕事人として介護職場経験のある人でさえ、
自分の親の介護などはうまくできないから、
ネットなどで悲鳴を上げてる書き込みなんてよく見ますから。

(他の人の悲鳴には、いつもアドバイスできるレベルの
人たちがやっても、うまく介護なんか進められない介護保険制度

それが、今の日本の介護レベルなんです。
考え違いしないようにしましょう。

改善したいとか変えたいとか口先や頭の中で思っても、
それをするための余分な資金は、今の日本にはありません。
変えられる力は無いと自覚したら、ふつうの常識に従いましょう。

政治や選挙でも変えられるわけではありません。
そういった所からは、お金は出てきませんし。
逆に、お金を無駄にしてるだけだと気が付くほうがいいです。

介護という仕事自体、何かを生み出して稼ぐことも無いし、
ひたすら、お金、労力、時間を使うだけの仕事にすぎません。
高齢者の人を看取るまでが仕事なら、それが全てと言っていいです。

あまり、介護に変な理想を持ちこむことってできないんですよ。
上に書いたような、現実が目の前にあるだけです。
家族にせよ介護職にせよ、それが全てです。
現実を、よく見て考えてみましょう。

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