No.51376 Re: 常食って普通のご飯だけをさすのでしょうか？

常食とは、一般的には健康な人が普段、日常生活で食べているご飯や
おかずの事を言いますが、嚥下機能が低下している、咀嚼能力が衰えて
いる高齢者に対し、普通に炊いた白飯を提供するなんて、殺人行為でしか
ないと言っても過言ではありません。

例えば・・・

＜ 嚥下に問題がない人の場合＞
食べ物を口に入れ、咀嚼して食塊にし、その塊を喉の奥に送り、
咽頭を通り越し、食道に流し入れ、食道から胃に送られる訳ですが、

＜嚥下機能が低下、咀嚼出来ない高齢者の場合＞
硬い食品、弾力のある食品は、十分に噛み切る事も出来ず、また食塊に
する事が出来ない為に、飲み込む時に食品がバラバラになり、
そのバラバラになったままの状態で喉の奥に送られるわけですから、
結果、気管にも入り誤嚥してしまうのです。

で、気管に食べ物が入ったままの状態でいる結果、誤嚥性肺炎に
なってしまう訳ですが、施設に管理栄養士の方はおりませんか？
管理栄養士の方がいるならば、その方から施設長に苦言を申し入れて
もらえると良いと思いますよ。

※管理栄養士の方であれば、嚥下評価を受けた上でその方々にあった
食形態を考え、食事を作り提供しているので、嚥下についても知識は
あり、摂食・嚥下の評価も出来ますから、介護職員からの意見に耳を
かさない施設長だとしても、管理栄養士から説明されれば、少しは考えを
改め直してくれるかもしれません。

と言うか、噛む事で認知症を予防する！のであって、既に認知症の方は・・・。
施設長は介護素人さんなんでしょうね。

ちなみに高齢者に提供する食事の硬さは、個人差はありますが、
嚥下や咀嚼能力が落ちている人ならば舌・歯ぐきで潰せる硬さじゃないと
危険ですね。赤ちゃんの離乳食と同じと思って下さい。

この内容はあなたにとって【参考】になりましたか？はい  掲示内容について通報する

発言一覧