肝機能検査

肝臓全体の8割程度が障害を受けても、残った部分が機能するので、まったく症状が現われないことが良くあります。そのため肝臓は、腎臓とともに“沈黙の臓器”といわれています。肝機能を調べるには、“血液生化学検査”という化学的検査を行います。肝臓の細胞に障害があると、いろいろな酵素が血液中に出てきます。特に、アミノ酸の生成に関与する酵素である“トランスアミナーゼ”を調べる検査では、血液中の酵素“GOT”や“GPT”の量を測定することで、肝臓病を診断することができます。“γ(ガンマ)−GTP”も、アミノ酸生成にかかわる酵素で、アルコールの摂取に敏感に反応して血液中に増えてくるので、アルコール性肝障害の診断に使われます。日本人の肝炎の80%近くはウイルス感染によるもので、血液の免疫・血清学的検査を行うことで肝炎ウイルスの感染の有無がわかります。主としてB型肝炎ウイルスについて行われ、抗原・抗体検査が陽性であれば、感染していることになります。

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