老年期人格障害

精神障害や脳器質疾患の存在がなく生じる著しい性格の偏りをいいます。多くの場合、若年期から軽度の偏りがあって、それが老年期にさまざまな影響によって際立ってくると考えられています。その症状は自己中心的、頑固、猜疑(さいぎ)的、非強調的といった性格に顕著にあらわれる場合が多く、家族や施設で共同生活をしている人を悩ますケースとなります。反対に内閉的、孤立的な性格への偏りが著しくなり、交際を嫌って単独行動が多くなる場合もあります。

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