大腿骨頸部骨折
太ももの付け根の骨折のことで、高齢になると治りにくく、寝たきりになる原因の多くを占めています。この骨折には内側を骨折する大腿部頸部内側骨折と外側を骨折する大腿部外側骨折とがあり、前者では人工頭置換術が、後者では手術により強固な内固定がそれぞれの場合の最も確実な方法とされています。いずれにしても2日以内の手術が必要となっています。また、この骨折は、転倒と骨粗しょう症を原因とする場合が高くなっているため、屋内を転倒しにくい環境にするとともに、骨粗しょう症を早期に診断して早めに治療するといった予防策が大切です。