No.10344 身体の不自由な父が施設入所。お見舞いの頻度、職員とのコミュニケーションはどうすればいい?

質問(相談内容)
■ Q :
父は精神病院で認知症の治療を一ヶ月やっていただき少しよくなったので、今後のことについて病院から選択肢を示されています。自宅には認知症の96歳の母がもう一人居ること、父は人に支えられて身体を起こすのがようようの寝たきり同然で自分で食事も食べれらない身体状況から、病院に併設した介護老人保健施設を勧められました。姉と先日下見も終えました。施設も病院もまずまずで月15万そこそこです。家族としては是非ここにしたいと伝えるところまで話が進んでいます。入所までは病院で面倒をみてもらえ、条件が整えばそこから施設まで移送してもらえます。 問題は本人の自宅で療養の思いが強いこと。(絶対不可能なのに!)説得が難しそうです。今は精神病院なので面会は自由、差し入れは看護師さんの許しが必要であまり好まれません。外泊はできますが、あとが大変そうなのでしていません。 介護施設ではこのようなことについてはどうなのでしょうか。施設は海に近く環境もよいので時には車椅子に乗せて散歩に連れ出すとか、写真集や花(花がすきなのです)の差し入れをするとか、車椅子の母をそこまで連れて行って施設の庭で面会できるから・・・などといえば納得して入所してくれる気もしますが・・・。あれこれ希望すると嫌がられますか。面会はあまり施設では好まれませんか。 体の不自由な老人なので、施設の人も大変だと思います。少しでもよく扱ってもらうには、家族はどんなことに気をつければよいのでしょうか。

回答(相談内容に対する回答とお礼)
◆A1:
うちは毎週末に面会に通っています。 笑顔で面会。スタッフにも笑顔で挨拶。大きな施設(デイ、ショート、特養ケアハウスグループホーム)なので スタッフに差し入れっていうのも難しいので「義母の安定を計る」ことを第一の目的として面会に通っています。もうかなり反応は薄いんだけど。 入所に際しては義母に黙って連れて行くのではなく「しばらく実家の介護が忙しいので(実際、母が転倒して動けなくなってたので)同時に複数介護はできないので、目処がつくまで待っていて」といいました。 夫は最初いつものショートのように黙って連れて行くつもりだったみたいだけど、私は後ろめたさもあったので「事実」をつたえ「帰宅の期限」は言わずに入ってもらいました。現在はかなり反応は薄く(でも、聞こえてるみたい。時々フフっと笑います)もう自宅や施設の違いはわからないと思います。 最初に入所したとき知り合いのヘルパーさんに「週末に来ようと思ってる」と伝えると「そうしてあげて。表情がやっぱり違うねん、家族が来ると。時間はちょっとでもいいねん。顔だすだけでもいいから」って言われました。もう「会話」が成立しないので面会時間は20分くらいです。 顔を見て声をかけ、手をさすって、ちょっとしたジョークなんかを言います。(義母でなく周囲が反応してくれることもあります)スタッフと体調や行動(好き嫌いなんかの)について話をして「じゃ、また。後でね」(ここが自宅と思わせるように「又来るね」という言い方はしませんでした)。 入所して様子をみて「こまめな面会がいいか」「落ち着くまで面会を控えたほうがよいか」個人によって違うと思います。入所して数日したら施設スタッフに様子をきいて「面会しても大丈夫そうか?」相談してお父様の「精神の安定を計る努力をして介護スタッフのサポートをする」というスタイルでもいいのではないでしょうか。心の安定が順調な介護にもっとも必要なこと、と思います。

◆A2:
私の母は老健入所ですが、母も車椅子片麻痺、おまけに高次脳機能障害、手は三角巾で吊っていますので、とても手のかかる入所者です。 ですから、当初用意するようにいわれたパジャマは一度も使われず箪笥の中で眠っています。最初は職員さんに『どんな洋服がよいか、こういうのは困るなど言ってください』とお願いしましたが、『いつも着ていたもので良い』といわれ、そのようにしました。 先日、入所者さんの家族の方と話す機会があり、その方曰く、『言いたい事は何でも言った方がいい、ここは支払いをきちんとして、家族が頻繁に面会にくれば好印象だから』と教えていただきました。 私も、笑顔で挨拶は心がけています。どうかするとお互いに同じ人に何回も挨拶しちゃう事もありますが・・・

◆Q :
わかりやすいアドバイスをありがとうございます。自宅以外での介護がはじめてで、不安も多いですが、是非お二人の心持をみならって本人や施設の方と接していきたいと思います。あなたのお母さんも老健にいらっしゃるのですね。施設に入っている方も時には自宅に帰られるのですか。それと退所の関係がよく分かりません。老健について全く知らないことばかりで変な質問かもしれませんが。施設を訪れたときに責任者の方は「ここでは本人の状態や家庭の事情で長いで人は一年以上おられる方もいます」と言っておられましたが、基本的には三ヶ月のようですね。それにはみなさんはどのように対応されているのでしょうか。時々は自宅療養を入れて継続したり・・・などと考えているのですが、そのようなこともありでしょうか。その期間は長時間フルにヘルパー家政婦さんの応援も必要と思いますが。みなさんは三ヶ月問題をどのようにのりきっておられますか。本人の心労になるようならできればあまり転々とさせたくない気もします。家と(病院と)どこか一つの施設を行ったりきたり、というのもありでしょうか。

◆A3:
実は家の母が老健にお世話になってまだ半年に満たないし、 病院から直接、老健に入りましたので、他の老健の事は知りません。あくまでもご参考程度にお考え下さい。 まず、三ヶ月の問題は私も心配でしたが、ケアマネさんにお聞きした所、「長い方では一年近くいますから、心配いりません。」 と言われました。家の場合、在宅は無理なので、特養を数件申し込みましたが、どこも100人以上待ちの状態です。自宅への外泊は、私も考え、せめて月に何回かでもと思いましたが、介護経験のある友人曰く、「冷たいようだけれど、在宅が無理なら 止めた方がいいよ!絶対帰りたがらなくなるし、泣かれるから、かえってかわいそうだから。」とアドバイスされました。その事は、何人かの他の方からも言われました。そんな訳で、頻繁に施設に面会に行き、冠婚葬祭の時はヘルパー付きの介護タクシーを利用して母も出席出来、喜んでいました。母のいる老健は、好きな食べ物を持参OKですので、リクエストを聞き、次に行く時持って行き、中庭や近くの公園で食べます。そちらは、海が近くにおありとかで羨ましいです。

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