No.56444 暴言のち家を飛び出す祖母、現状の対策と今後について

No.56444は質問(相談内容)です。

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No.56444:暴言のち家を飛び出す祖母、現状の対策と今後について[くるみパン]ID:5mmnaAIy 2014/01/10 20:12
隣家に母方の祖父母が住んでいます。
私自身は、父・母と暮らしており、夕飯のときだけ、
祖父母の家へ行き一緒に食事をしています。

祖父は正常。
祖母の方が、アルツハイマー性認知症、要介護2です。
軽度の椎間板ヘルニアの他に既往症は無く、日常生活への物理的な介護は必要ありません。
問題は精神面です。平時は「物忘れのひどい普通のおばあちゃん」で済むのですが、激昂すると人が変わります。

祖母は二年ほど前から忘れっぽくなり、一年前から友人など外の人間に会いたがらなくなり、
ここ半年で「暴言・衝動的な家からの飛び出し」が急激に増えました。

厄介なことに、妄想が記憶に置き換わる性質らしく、近頃は兎に角
「夫(=私から見れば祖父)は結婚前からずっと浮気をしていた」と言い張ります。
そして何か気に入らないことがあるとすぐ、そのことを引き合いに出し、
喚き立てては家から出て行ってしまうのです。
興奮したときのみならず「気がついたら勝手に外に出ていた(本人曰く散歩)」ということもあり、
ここ一ヶ月、夕方を過ぎると毎日のように、家族総出で国道沿いを探し回っている状態です。
(尚、祖父ですが、誓って浮気などするような人ではありません。完全に祖母の妄想・思い込みなのです)

祖父がずっと、施設に入れず面倒をみてやりたいというので、
父・母、そして私もその意向に沿うようにサポートをしてきたつもりですが、
祖母自身も、サポートしている私たちも、心身ともにそろそろ限度を感じています。
施設に入れると、認知症は悪化しやすい…とよく言われますが、
このまま毎日のように言い合いと大喧嘩が続いても、かえって悪化するような気がします…。

妄想で記憶を置き換えてしまう上、逆上しやすいので論理的な会話が成り立たず、
かといって平時はさして症状のひどさを感じさせない祖母…もうどうしたらよいのやら…。

ご意見を伺いたいのは、主に以下2点です。
・衝動的な飛び出しの対応策(飛び出し防止・探し当てた後のケア)
・上記の状態で、在宅介護を続けるか、介護施設に入れるべきか。

どんな立場の方からでも構いません、何かご意見をいただけませんでしょうか。
何卒よろしくお願いいたします。

発言一覧

以下、No.56444の質問に対する回答です。

 56444: 暴言のち家を飛び出す祖母、現状の対策と今後について [くるみパン] ID:5mmnaAIy 2014/01/10 20:12
 ├◇56445: 介護者側の平穏な生活を守るのは、決して薄情な事ではない。 [ケアマネ・ストロンガー] ID:abDTX8Ht 2014/01/10 20:47 評価
 ├◇56454: Re: 暴言のち家を飛び出す祖母、現状の対策と今後について [はてなのマメ] ID:PFN9fGBd 2014/01/11 15:28 評価
 └◇56456: 祖父様はどうお考えなのでしょうか? [ブロガー(志望)] ID:jjUvkR1b 2014/01/12 17:38 評価

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No.56445:介護者側の平穏な生活を守るのは、決して薄情な事ではない。[ケアマネ・ストロンガー]ID:abDTX8Ht 2014/01/10 20:47
>・衝動的な飛び出しの対応策(飛び出し防止・探し当てた後のケア)

居室や玄関にセンサー設置。本人にGPS機能の付いた発信機を持たせる。靴や衣類に装着するなどして。



>・上記の状態で、在宅介護を続けるか、介護施設に入れるべきか。

身内の心情を置いておけば。施設に入れるべきでしょう。



>このまま毎日のように言い合いと大喧嘩が続いても、
>かえって悪化するような気がします…。

同感です。家族の労力を考えると、悪化を承知で入所させたとしても、致し方ない状況。逆に、入所で改善する場合もあります。グループホーム等の施設は、“ あわよくば ” その改善を目指して介護してます。

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No.56454:Re: 暴言のち家を飛び出す祖母、現状の対策と今後について[はてなのマメ]ID:PFN9fGBd 2014/01/11 15:28
飛び出し(徘徊)には、大きく分けて2種類あるともいわれています。

ひとつは、見当識障がいによるもので、買い物をしようと家を出たのに、行こうとしていたお店や、自宅への帰り道を忘れてしまい、帰れなくなってしまうというようなケースです。このようなケースは、厳密には徘徊とはいえないかもしれません。
もうひとつは、本人が認識している現実が実際と異なっている場合で、自宅に居るにもかかわらず「家に帰る」といって外に出て行こうとするようなケースです。このような時、よくよく聞いてみると、本人が言っている家が、子どもの頃の家や、若い頃住んでいた家を指しているというようなことがあります。

これは、本人の意識の中では、現実の世界から過去に戻ってしまった状態だと考えられます。このような症状が、認知症になると「子どもに帰る」とか「退行症状が現れる」といわれる原因のひとつになっています。しかし、戻っている過去は必ずしも子ども時代とは限らず、仕事に熱中していた時期や、子育てをしていた時代等さまざまなようです。本人がそれまでの人生で最も輝いていた時代に戻っているということがよくいわれます。
また、施設に入所している人が「家に帰る」と言って騒ぐことを、「帰宅願望」ということがありますが、これは単に施設から家に帰りたいと訴えているのではなく、現実を正しく認識できていないことが原因である場合もあると思われます。

いずれも、家を出て行こうとした時に、言葉で制止したり、強引に引き止めたり、あるいは部屋に閉じ込めるというような物理的な拘束は、逆効果に終わることが多いようです。

お住まいの市町村で行なっている徘徊高齢者家族支援サービスでは、認知症により徘徊する方を早期に発見する機器を貸し出しているサービスがあります。お問い合わせの上、ご利用ください。
ほとんどの市町村で、GPS装置の貸出を行っているようです。

GPS装置以外の徘徊防止用具については、楽天市場等でも購入できます。
購入の際は、地域包括支援センター等高齢者福祉に関する機関で相談されることをお薦めします。

徘徊後は、体力を消耗するので、要注意です。徘徊は、エネルギーを使うものです。徘徊した後には体力を消耗し、脱水症状になることもあるので、水・スポーツドリンク・飴玉などを用意してください。
また腰痛や足の痛みが出ることもあるので、注意しましょう。

現在、ご家族崩壊等になっていないのならば、祖母様にとっては、在宅介護が好ましいと思います。

以下は、認知症の方のための施設の特徴です。
近い将来、祖母様の認知症の症状悪化の場合の際、お役立てください。

特別養護老人ホーム

施設の概要・特徴
日常生活の介護や機能訓練、レクリエーションなどがサービスの中心。常時介護が必要で、自宅での介護が困難な方のための施設。

特徴
対応できる医療が限られるため、病気や症状によって入所できない場合もある。

メリット
・入所費用が比較的安い
・終身利用できる

デメリット
・入所待機者が多い
・認知症では要介護度が4か5といった生活全般に介護が常時必要な方でないと入所が難しい状況

入所受け入れ:認知症の症状の度合い
重度でも入所可能

1ヶ月の利用者負担額:目安
6万〜15万円

介護老人保健施設
施設の概要・特徴
症状が安定した状態にあり、介護やリハビリが必要な方のための施設(入所期間が原則3カ月)

特徴
・リハビリを中心とした医療サービスが受けられる
・在宅復帰を目指した生活を送る

メリット
・症状や病気のために、入所を断られることが少ない
・リハビリケアが受けられる
・病院退院後に入所できる

デメリット
・入所期間が限定されている(3ヶ月間)

入所受け入れ:認知症の症状の度合い
重度でも入所可能

1ヶ月の利用者負担額:目安
8万〜15万円

グループホーム(認知症対応型共同生活介護)
施設の概要・特徴
認知症の中でも比較的元気な5〜9人程度を、小規模施設や住宅に集め共同生活を行う施設サービス

特徴
・認知症であることが入所条件
・少人数で家庭的
・家族が出入りしている
・外出の機会が多い
・居間がゆったりとしたつくり
・利用者がリラックスしている

メリット
・認知症の方の専門施設
・身の回りの物を持ち込める
・共同生活中心のため1人暮らしの不安がない
・看取り体制がある

デメリット
・地域密着型のため、住民票がある地域の施設しか入居できない
・身の回りのことができなくなると退去しなければならない
・共同生活に抵抗があると難しい

入所受け入れ:認知症の症状の度合い
軽度のみ入所可能

1ヶ月の利用者負担額:目安
15万円前後
(入居一時金が必要な場合もあり)

有料老人ホーム
施設の概要・特徴
通常10人以上の方が入所していて、食事や入浴をはじめ、日常生活に必要な全てのサービスを提供する施設

特徴
・リハビリをはじめ、認知症ケアや医療ケアが受けられる
・入居者の状態やニーズに合わせて、ケア以外にも多様なサービスプログラムを提供する
・専門医師の訪問をはじめ、スタッフが認知症を勉強している

メリット
・認知症ケアが充実している(リハビリ、症状進行予防対策プログラム、認知症療法、ケアなどの多種多様な工夫)
・施設によって認知症対応フロアがある
・認知症以外の医療ケアも連携対応している
・終身介護を保障している
・プライバシーが守られている
・セキュリティがしっかりしている

デメリット
・施設や場合によって、他の方への迷惑行為があると退去を求められる
・集団生活のため、他の認知症の方から影響を受ける可能性がある

入所受け入れ:認知症の症状の度合い
軽度〜重度
(施設によって条件が異なる)

1ヶ月の利用者負担額:目安
15万〜35万円
(入居一時金:なし〜数千万)

ショートステイ
施設の概要・特徴
家族の都合で家庭での介護が一時的にできない場合の短期入所施設で、介護サービス、機能訓練、治療などを行う(介護保険適用の場合、連続利用できる目安は30日間)

特徴
・症状や家族の事情に合わせて、その都度、施設やサービス内容を選べる

メリット
・一時的な在宅介護者向けサービスのため、気軽に利用できる

デメリット
・人気が高いため、1〜2カ月前に予約をしないと利用できない施設が多い

入所受け入れ:認知症の症状の度合い
軽度〜重度
(施設によって条件が異なる)

1ヶ月の利用者負担額:目安
施設の種類、利用する部屋のタイプ、要介護レベル、症状や状態、利用日数によって異なる

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No.56456:祖父様はどうお考えなのでしょうか?[ブロガー(志望)]ID:jjUvkR1b 2014/01/12 17:38
お邪魔します。

 祖母様の「主たる介護者」は祖父様と思われますが。この件に関し祖父様はどうお考えなのでしょうか。

>祖父がずっと、施設に入れず面倒をみてやりたいというので、

それは今も変わらないのでしょうか。それとも

>祖母自身も、サポートしている私たちも、心身ともにそろそろ限度を感じています。

それは祖父様もでしょうか。センサーを付けるにしても施設に入れるにしても同居されておられる祖父様の同意が無ければ難しいでしょうし、強行すればそれは修復できない亀裂を生じさせる事にもなりかねません。

[悩みのるつぼ]天涯孤独な人に頼られ(追記アリ) - 岡田斗司夫なう。
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