No.50047 Re: 始末書を書かされ、解雇

どこの介護施設でも、事故を起こしてしまえば、事故報告書を必ず
提出しなければなりません。

事故報告書は顛末書と同じで、自分の不注意等で施設、利用者等に対し
損害等を与えた場合にその事故の一部始終を報告し、再発防止の為の策、
また謝罪をするための文書でもあるので、事故の原因から経過、結末までを
詳細に書いて提出します。

そのうえで、始末書が必要と判断されれば始末書を書かされる事になり
ますが、始末書は起きてしまった事故に対して、自らの非を認め、
謝罪と反省の意を示す為の文書になりますが、上司から見て反省の意が
足りない、十分な謝罪がされていないと判断された場合、また、
就業規則に規定されている『 懲戒解雇 』に該当する行為であった場合は
最悪、懲戒解雇 もあり得る事です。

ご自分で依願退職をした、自主的に退職をしたのではなく、老健側から
『 懲戒解雇 』として解雇されたのであれば、残念ですがこの業界での
再就職等は厳しいと思いますよ。ちなみに始末書そのものには法的効力は
ありませんが、労務管理上、解雇の事由等で必要となるので施設側には
必要なものとなります。

それと、ご本人からの相談ではないので、どれだけの期間勤務されていた
のか、勤務態度も含め、その他の状況が分かりませんが、正直言って、
今回の事故が初めてではないのではないでしょうか？施設によっては
インシデントやアクシデントの報告件数が何件で解雇等、就業規則に
定めているところもあります。早退や欠勤が多い等の理由も含みます。

また、老健は在宅復帰を目的とした施設でもありますから、リハビリをし
自宅に戻られる為に入所しているのに、介護事故で自宅に戻れなくなって
しまうような事があっては本末転倒になってしまいます。新人だからとか
人手不足だからはご利用者様本人、ご家族には全く関係のない事ですから
事故の理由の言い訳にも使えません。

辞めさせられた事が腑に落ちないとしても、事故を起こせば検査費用等は
全て施設負担となりますから、致し方がない事だと思いますよ。
一見怪我はないように見えても、その後あれこれ出てきてしまうのが
お年寄りなので、その点のリスクを甘く見ていたのかもしれません。
びーずさんだって、もしご自分の親が施設に入所して職員のミスで怪我を
させられたら、どう思います？ 親の怪我の心配より、自分の事優先の
職員だったら？

きっと、辞めさせられて当然でしょ！と思うのではないでしょうか？
家族の怒りは始末書だけではおさまらないものだと思いますよ。

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