No.61347 転倒を防止するには?

No.61347は質問(相談内容)です。

返信する
No.61347:転倒を防止するには?[フィフティ]ID:bYsUrXaY 2017/01/25 10:09
認知症と糖尿病を患っている83歳の母親についての相談です。

介護付き高齢者住宅に暮らしていますが、2015年に入居直後に糖尿病を発症し入院。退院後も現入居先で生活を続けています。
現在、訪問介護、訪問看護、訪問診療のそれぞれのサービスを受けていますが、居室内での転倒によるケガ(主に頭部)が目立って来たので 別施設への転居(特養や有料老人ホーム)を検討しています。

新しい居宅が決まるまでは現在の居宅で生活しなければなりませんが、現在の住環境があくまで「介護付きの住宅」なので、介護者の見守り頻度が少なく 1人で居室にいる時間内に 居室内で転倒してしまうことが多くなりました。
主に頭部への打撲が目立ちますが、現在のところ脳機能に対する直接的なダメージは生じていないようです。転倒時には その都度、医療者に対応してもらっています。
(認知症の症状もあるため、日常生活の中で意識がはっきりしない時もあるため 厳密な影響の可否は不明)

糖尿病によるインスリン投与の治療も受けているので 転倒して意識に影響が出ると投与が受けられず、健康に大きな影響が出てきてしまいます。
そこで、どんな転倒防止策が考えられるのか 相談させていただきたいと思います。

・歩行状態
施設内での移動には歩行器を利用しているが、自分ひとりで操作することがほぼ不可能です。
居室内では前かがみ姿勢で 不安定感のあるヨロヨロした歩き方になっています。杖も提供したが、使いたがりません。
起立については ベッドからの立ち上がりに問題があり、ひとりで起き上がるのが困難な時があります。ベッドにフェンスはついていません。

・居室内の床
木のフローリングになっています。以前は布のラグを敷いていましたが、歩行器を導入したことで段差ができる とケアマネジャーからのアドバイスがあったため ラグは外してしまいました。実際には ラグを外した後の方が転倒によるケガが増えていますが、ケアマネジャーには対応策が見つからないようです。

・排泄
常時トレーニングパンツを着用、排泄は介護者のサポートが不可欠です。便秘がちなので 下剤や浣腸も比較的 使われています。

・転倒の原因
前述のように介護者が付ききりの状態ではないので、何が原因なのか目撃できていません。
時間帯としては 起床後、午前中に発生しているようです。

・靴
現在は転倒防止用の介護シューズは使用しておらず、普通の運動靴を履いています。

・日常生活のスケジュール

週に2回 デイサービスに通所しています(インスリン投与と入浴を含む)
それ以外の5日は居室内での生活です。毎日 昼ごろに訪問看護サービスが入り 糖尿コントロールや排泄確認を行っています。

・現在 処方されている薬

テネリア錠 20mg 1
バルサルタン錠 40mg 1
アムロジンOD錠 2.5mg 1
毎日 朝 一回

シュアポスト錠 0.25mg
マグミット錠 330mg
毎日 朝夕 一回ずつ

テトラミド錠 10mg
コントミン糖衣錠 25mg
ツムラ抑肝散エキス 2.5mg
毎日 夕 一回

グリセリン浣腸

発言一覧

以下、No.61347の質問に対する回答です。

 61347: 転倒を防止するには? [フィフティ] ID:bYsUrXaY 2017/01/25 10:09
 └◇61350: 本人自身の生活形態を変えない限り、特養でも転倒は続きます。 [ケアマネ・ストロンガー] ID:DyACOTdj 2017/01/26 14:09 評価
  └◇61360: Re: 本人自身の生活形態を変えない限り、特養でも転倒は続きます。 [フィフティ] ID:yeyX4ArR 2017/01/31 01:38 評価

返信する
No.61350:本人自身の生活形態を変えない限り、特養でも転倒は続きます。[ケアマネ・ストロンガー]ID:DyACOTdj 2017/01/26 14:09
>現在の住環境があくまで「介護付きの住宅」なので、
>介護者の見守り頻度が少なく
>1人で居室にいる時間内に、居室内で転倒してしまうことが多くなりました。

これは特養でも同様。居室に職員が控えているわけじゃないので。



>・歩行状態
>歩行器を利用しているが、自分ひとりで操作することがほぼ不可能
>前かがみ姿勢で 不安定感のあるヨロヨロした歩き方
>杖も提供したが、使いたがりません。

歩行器を使用した姿勢から、そのままの(体を入れ替えずに)座位が取れる商品がある。これならいけるかも。但し、本人がセッティングできればだけど。使用時に本人が職員を呼んでくれれば、それでも良い。通常の歩行器が危ないなら、杖はもっと危ないと思う。

>起立については ベッドからの立ち上がりに問題があり、
>ひとりで起き上がるのが困難な時があります。

特養入所後も、離床や移動は職員の介助が必要。必要な際は、本人にコールで職員を呼んでもらう。

>ベッドにフェンスはついていません。

必要。他にも、離床用手摺設置とか。これで安全にできるなら、使わない手は無い。介助の有無を問わず。



>・居室内の床
>木のフローリング
>以前は布のラグを敷いていましたが、
>歩行器を導入したことで段差ができる
>ラグは外してしまいました。

このまま介助無しで本人が動き続ける方法を取るなら。転倒を前提にした方が良いので、ラグもあった方が良い。

>実際には ラグを外した後の方が転倒によるケガが増えていますが、

ラグが無くても転んでいるのだから、(今は)転倒の原因はラグじゃない。転んだ時の為に、ラグはあった方が良い。

又は、最初はラグに躓いて転倒していたが、今(となって)は、ラグのような躓く物が無くても転倒するようになってしまったか。後考えられるのは、動き難い服装とか。普通に考えれば、単に身体能力の低下。又は判断能力の低下による危険な動作。



>・排泄
>常時トレーニングパンツを着用、排泄は介護者のサポートが不可欠
>便秘がちなので 下剤や浣腸も比較的 使われています。

尿便意がある時は、排泄の為に本人が職員を呼んでくれるのなら。離床や移動の際も、同様に職員を呼んでくれると良い。



>・転倒の原因
>前述のように介護者が付ききりの状態ではないので、
>何が原因なのか目撃できていません。
>時間帯としては 起床後、午前中に発生しているようです。

今はっきりしているのは、『ラグに躓いているのではない』事だけ。誰かに突き飛ばされてる訳でもないのだから、恐らくは身体能力の低下。後は、本人の離床動作が間違っているとか。



@離床や移動の際は、本人に職員を呼んでもらう。
A設備、靴、服、等を変えて、動きやすい環境や状況にする
B本人の身体能力の改善

のどれか、幾つか、又は全てに対応する他は無い。

返信する
No.61360:Re: 本人自身の生活形態を変えない限り、特養でも転倒は続きます。[フィフティ]ID:yeyX4ArR 2017/01/31 01:38
返信が遅くなりまして、大変申し訳ございませんでした。

細かな点まで質問させていただいたにも関わらず、詳細にわたってコメントをくださり、誠にありがとうございます。非常に参考になるアドバイスでした。 
特に、ご指摘いただいた下記の3点

@離床や移動の際は、本人に職員を呼んでもらう。
A設備、靴、服、等を変えて、動きやすい環境や状況にする
B本人の身体能力の改善

については 家族として今後も慎重に対応していかなければならない、と認識を新たにしました。
私が母親の認知症の症状に気がついてから約2年半が経ちますが、時間が経過するにつれ "なるべく楽な方法見つけたい"という思いが強くなってしまい、細かな部分を見落としたまま放置してしまった部分があるような気がしています。特にAの住環境の変化については 比較的 改善の余地があるように思われますので、服や靴などを工夫することで 本人にとって過ごしやすい環境に少しでも近づけられるよう、いろいろと工夫を重ねていきたいと思います。本当にありがとうございました。