No.55030 アローゼン（成分はセンナ。大腸刺激）では効きにくくなる

便秘だからといって、センナのような大腸刺激薬を増やすのは、
あまり良くないかもしれません。

こういうタイプの薬は、長く使ううちに、効きにくくなったりするし、
（神経刺激タイプの薬は、体の細胞が慣れてしまったりする）
この話の場合、便が出にくいことで、固くなってるかもしれません。

固くなった便秘に、センナで無理に刺激して出すのは不適切です。
薬の使い方としても、注意事項になっています。
若い人なら無理もやって出すかもですが、高齢では大変でしょう。

夏なので、水分量の関係で、余計に便が硬いかもしれません。
腹痛などがあれば、近所の内科医でも処置してくれるし、
病院などでも対応することはあります。
夜に、休日夜間診療所の利用の人もいるかも。

最近出てきた、便秘用の新薬として、
「アミティーザ」が登場しています。

高齢者の方に向いた薬かどうかは、まだ問題かもしれませんが、
小腸のほうを刺激して水分量を増やすタイプの便秘薬なので、
従来は、薬などが効きにくかった便秘症状に効果的です。

あまり、センナには頼らず、他の薬も考えたほうがいいのかも。

かなり昔からある便秘薬(下剤)で、
酸化マグネシウム（重カマ）のような薬もよく使われます。

医者で相談すると、いろんなタイプの薬を考えてくれるはず。

酸化マグネシウムは、腸で吸収されず、溶けた水分として腸内
を通っていくので、便秘解消に、この作用(下剤作用)が使われます。
（注：高齢者の人だと、高マグネシウム血症のリスクは上がる）

小腸からの水分分泌を利用するほうが効果的なので、
新薬のアミティーザは、それを利用してるわけです。

センナ系の薬は、大腸の神経を直接刺激しての排泄なので、
体の弱い人には向かないし、慣れで効きにくくなる問題も出てきます。

大便排泄は、毎日でなくても、いきなり死んだりもしないので、
神経質になりすぎるのも良くないかなとも思います。

日数が積み重なった時に、どうするかですね。
医者や病院に行けるなら、その時だけ何か処置かなと思いますが。

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