No.61005 解ける問題から解く。

＞父は20年前にアルコール依存症となり、
＞断酒とスリップを繰り返し現在はスリップ中、
＞軽い認知症状が出ています。

こちらの改善は、おそらくは生きている間には無理。



＞母が働きながらずっと面倒を見ていましたが、
＞母方の祖母が脳梗塞で入院し今後介護が必要となるようで、
＞多重介護に仕事のストレスで過労状態、鬱症状が出ています。

母親自身に介護が必要。母親は必要な介護があれば生活できる。この母親に、父親の世話はもう出来ない。よって、母親は施設入所。又はフジさんと同居。



＞地域の支援センターで相談しましたが、
＞身体的に要介護要支援ではないため、対応外と言われました。

母親がいなければ、酒も入手できなくなる。酒屋でツケも聞かなくなる。それでもどうせ依存症は治らないだろうが、イネイブラーである母親と暮らしているよりは、まだ可能性はある。



＞ものすごい田舎に住んでおり、移動手段はほとんどが車です。
＞実家は老朽化し、老人2人を住まわせておくのに不安です。

両親の問題は、田舎、移動手段が車のみ、実家が老朽化、は最早何の影響も問題も無い。問題は、もっと別な所にある。一応整理すると、

�@父親は身体機能にはほとんど問題が無いが、アルコール依存症。

�A父親の生活とアルコール依存症を支え続けていたイネイブラーの母親は、自身が要介護状態となった。

�B父親に母親の介護は出来ない。要介護状態の母親は、父親の生活を支えられない。

�C父親はどこで暮らそうが、おそらくはこのままアルコール依存症。それに対して、母親は必要な介護さえあれば生活できる。

�Dイネイブラーの母親が不在になれば、アルコール依存症が改善するかもしれない。改善の可能性はほぼゼロだが。


結論。母親は必要な介護が受けられる環境（施設入所・在宅サービスを利用してフジさんと同居）に移る。父親はそのまま実家に残り、必要に迫られれば、そこで介護保険の在宅サービスを利用して暮らす。

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