No.56245 Re: 入浴介助で腰痛に困っています

在宅だと利用者様の経済的事情によって福祉用具を新たに購入する事も
難しくなる場合も多いので、以下参考になれば幸い。

利用者様...体重45キロ。シャワーチェアも種類によって重さは違いますが
介護用品店等で購入したものであれば、重さは4キロ5キロはありますから
そうなると二人で抱えるにしても50キロ近くになり、椅子ごと持ち上げる
と言う事は手の力だけが頼りになるので腰の負担だけじゃなく手首等にも
負担がかかります。なのでシャワーチェアごと持ち上げない。

ベッドから車椅子に移乗する際、女性が使っている車椅子だと座面が
低いので、座面に座布団などを敷き、高さを底上げし移乗させる。
（足は床に付かなくても良い。）浴室まで誘導。

介助者Ａは、利用者様の背後から脇の下に腕を入れて前でしっかり
ホールドする。介助者Ｂは利用者の両膝下から片腕を入れ、
介助者Ａが浅座りを直す要領で上体を持ち上げるようにしたら、
同時にＢも立ち上がり下半身をホールドして持ち上げます。
※全介助の人を二人で抱える方法の基本です。

ただ、介助者Ｂが利用者様の膝の真下に腕を入れるだけだと、利用者様の
体重はお尻部分に集中し、介助者Ａが殆ど一人で支えている状態になって
しまうので、膝よりも太ももに近い位置を腕で支えてあげるほうが利用者
様の体重も分散出来るのでＡもＢも楽に持ち上げる事が可能になります。
で、持ち上げて段差を乗り越え、シャワーチェアに座らせる。

利用者様で行うのが怖ければ、一度事業所で二人でテストしてみて下さい。
以上、ご参考まで。

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