No.55910 Re: 体温測定

病院勤務の介護職ですがレスが付かないので参考までに・・・。

日常生活の中で例えば家庭内で家族の誰かが体調が悪いのかな？と
異変に気付く時って、どんな状況を見て、これはおかしいと
気付きますか？ 見た目に異常がなければ大抵の家族は体温を計ると
言う事はしないと思います。

顔色が悪いな。息遣いがおかしいな（呼吸が変）食欲が無さそうだなと
全体の様子を見て、あれ？と思い、触れてみると少し熱っぽいので
そこで熱を計り、さ〜病院へ・・・となるか、高熱でなければ少し様子を
見て、それから病院に・・・と言うのが大半になります。

また、職場の同僚や先輩が体調が悪そうだなと感じるのも体温を計って
気付くわけではなく、全体的な様子を見て具合が悪いんじゃないかと
判断しますよね。元気がないとか、苦痛表情を見せているなど。

なので�@の疑問に対し答えるとしたら、
体温測定も健康状態を把握する為には必要な情報ですが、必要な情報は
体温測定だけではないとお答えしておきます。看護師が実際に確認をして
いるのは、体温、呼吸、脈拍、血圧、血中酸素量、意識状態、それ以外に
食事、排泄の有無、睡眠と全体を見て判断しています。

�Aについては多少の誤差はありますが、悪影響を与えるほどの違いは
出ないと思います。というか、体温計は2種類あり実測式と予測式とあり
正しく計る為には10分以上脇に挟んでいないと計測出来ません。それも
片方だけじゃなく、両脇で計る必要があるため、正しく挟んでも挟んで
いなくても誤差が必ず生じます。（掛け物の状態や食前・食後、朝昼夕
の時間でも体温は変わってしまうので、あくまでも目安としている。）

※30秒程度で計れる体温計は予測式になりますが、10分後の体温を
予測して表示しているだけなので、正確な体温ではなく誤差はあります。
なので本来なら予測式でも10分間は挟んでいる必要があるのですが
そんな事してられないよーって人が多いから、予測しておいたよって
電子音でお知らせして表示してあげているだけなのです。

�B知っているとは思いますが、知らない人もいるかもしれない。
ただ、高齢者の場合、比較的痩せ細っている方などは正しく挟んだとして
も、かなりの隙間が開いてしまうため、結局は誤差が生じます。
手間を省いていると思われてしまうのは仕方が無い事だと思いますが、
むしろ省かないと、それ以外の観察が行えなくなってしまいますから
そこは目を瞑って頂きたいなと私は思いますね。

以上、ご参考まで。

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