No.55751 トロミ剤を指定よりも濃くしても大丈夫?
No.55751は質問(相談内容)です。
返信する
No.55751:トロミ剤を指定よりも濃くしても大丈夫?[中高齢の介護職初心者]ID:F6jED0oD 2013/10/14 22:55
特養で、嚥下障害のある利用者さんへのトロミの指定について質問です。
この特養では職員がトロミを濃くする傾向があります。「とにかくシッカリとトロミをつける」傾向にあり、弱トロミ指定なのにカスタードクリームのような濃さにしています。
施設では各トロミ別に濃度も決められていて、私はその指定を守っているのですが、「これではトロミがついていない」と指摘されます。
私は次のように考えています。
(1)嚥下後誤嚥のリスクがある。(食後から口腔ケアまでの時間が長いとリスクは高まる)
(2)味が悪くなる(増粘剤の種類にもよる。)。
濃すぎるトロミは問題ないのでしょうか。
※職員によりバラバラの基準でトロミを付けることは利用者の安全を守るという点でよくないのではないかと思いますが、この点は除外して濃すぎるトロミについて教えていただければと思います。
発言一覧
以下、No.55751の質問に対する回答です。
- ◆55751: トロミ剤を指定よりも濃くしても大丈夫? [中高齢の介護職初心者] ID:F6jED0oD 2013/10/14 22:55
- ├◇55752: Re: トロミ剤を指定よりも濃くしても大丈夫? [通りがかりの住民] ID:jJICvyu6 2013/10/15 18:15
- │└◇55756: Re: トロミ剤を指定よりも濃くしても大丈夫? [中高齢の介護職初心者] ID:F6jED0oD 2013/10/16 02:37
- └◇55757: Re: トロミ剤を指定よりも濃くしても大丈夫? [(´・ω・`)] ID:9wdDEeG/ 2013/10/16 06:04
返信する
No.55752:Re: トロミ剤を指定よりも濃くしても大丈夫?[通りがかりの住民]ID:jJICvyu6 2013/10/15 18:15
なんのためにとろみをつけるかを考えてください。
嚥下障害のある人が確実に飲み込みを出来るようにするものですが、
お茶などはまだ良いにしても清汁などにあまりとろみをつけるとまずく
なります。
結論としては、むせこまなければいいわけですから必要以上のとろみを
つけるのは意味がありません。
とろみの量を障害の程度を考えずに一律にしてしまうのは介護者として
は失格です。
看護師か言語訓練士などの指示を受けるのが良いかとおもいます
返信する
No.55756:Re: トロミ剤を指定よりも濃くしても大丈夫?[中高齢の介護職初心者]ID:F6jED0oD 2013/10/16 02:37
回答ありがとうございます。
味の件はご指摘の通りと思います。
>結論としては、むせこまなければいいわけですから必要以上のとろみを
>つけるのは意味がありません。
味は悪くなるのでたしかに意味がないと私も思います。
ところで嚥下後誤嚥のリスクはどの程度なのでしょうか。この点を知りたいのです。
嚥下後誤嚥では「むせこみ」はほとんどないので、特変後に誤嚥に気が付くという最悪のパターンになりそうです。
回答の理由としてあげられた「むせこみ」は嚥下中誤嚥で発生する現象と思います。
>とろみの量を障害の程度を考えずに一律にしてしまうのは介護者として
>は失格です。
>看護師か言語訓練士などの指示を受けるのが良いかとおもいます
この点については心配は無用です。定期的・随時カンファがあり、嚥下障害のレベルに応じたとろみ指定があります。
(職員が定められた増粘剤の量を多めにする傾向があり、その量がバラバラであるということは質問外とさせていただきます。)
返信する
No.55757:Re: トロミ剤を指定よりも濃くしても大丈夫?[(´・ω・`)]ID:9wdDEeG/ 2013/10/16 06:04
>濃すぎるトロミは問題ないのでしょうか。
問題あります。
誤嚥はわけると・・・
◎嚥下前の誤嚥
嚥下反射が起こる前に、だらだらと気道に食塊が入ってしまう
◎嚥下中の誤嚥
嚥下反射時に喉頭閉鎖のタイミングがずれ、液体などが瞬間的に気道に入り込む
◎嚥下後の誤嚥
咽頭部に残留したものが嚥下後に気道に入る
とろみの濃度を濃くしすぎると粘調度が高くなるため、
結果、2番目・3番目の嚥下中・嚥下後の誤飲に繋がってしまうため
それを防ぐ為にとろみの濃度を個人の嚥下状態に合わせ指定されるの
です。(VF検査で実際にどの程度のとろみなら安全なのかも確認
します。)
濃度は濃すぎても駄目だし、薄すぎても駄目。
職員の独断で濃度を勝手に変更する事自体、誤嚥の事を理解して
いないという事です。
ただし指定された濃度で咽込みがあるなどの場合、
濃度を濃くして様子を確認するのはアリ。
専門職と連携をとりながら安全に食事介助等に望んで下さいませ。