No.51131 Re: 何年たっても食事介助が下手

食事介助の上手い、下手の基準は何だと思いますか？

むせるから食事介助が下手。
むせないから食事介助が上手。

もし、そう思っているのなら、その思いを改め直して下さい。
むせる＝誤嚥の可能性は否定出来ませんが、むせないから誤嚥していない
とは言えないのです。むせなくても誤嚥している人もいるのです。

飲み込みやすい姿勢で食事介助を行っているのかどうか。
座位が安定し、顎が上がった状態になっていないか。
（立ったままで介助をすると顎が上がる為に飲み込みにくくなり
むせ込みやすくなる。）

一口の量はどの程度なのか、食べる順番、食品の粘度、食材の形状、
また、食材そのものによって、むせやすい食べ物と、そうではない食べ物
がありますから、その日のメニューにより、むせ込みの回数が変わる事も
ありますから、むせ込みだけで上手い下手を判断すべきではないのです。

一口食べてゴックンして、口の中にまだ残っているから、残りもゴックン
してもらって、口の中に食べ物が無くなったら二口目を・・・なんて
してたら、ハッキリ言って食欲失せます。食事介助の基本ではありますが
私たちが普通に食事をしていても、一度ゴックンしたからって全部飲み込めて
いるかと言うとそうじゃありませんね。

白いご飯を口に入れ、ある程度咀嚼してから途中でおかずを口に運ぶ。
口の中でおかずとご飯をミックスして飲み込み、時にはそこに味噌汁も
運ばれて来るのですから、リズムよく食事を口に運んであげて欲しいと
思います。まぁ、実際に介助をしているところを拝見していないので、
何とも言えませんが、慎重になり過ぎるのも返って高齢者は疲れますよ。

高齢者にとって食べられなくなる事がどう言う事なのかは言わなくても
分かっていらっしゃると思いますが、だからこそ楽しく食事を召し上がって
頂けるように介助をしていくのですから、工夫をしてきていないのならば
まずは工夫をする事から始めてみては？

それでもむせてしまうのならば、その食品は避けてむせないものを
召し上がって頂くようにすれば良いだけですよ。

この内容はあなたにとって【参考】になりましたか？はい  掲示内容について通報する

発言一覧