No.49376 Re: シーツ交換の仕方

ベッドが動かせなくても、人間は動かす事が出来ます。
自立・半自立の方ならシーツ交換をする間のみ椅子・車椅子に移らせる。
また、寝たきりの方なら、一旦ストレッチャーに移し替え、交換をすると
言う事も出来ると思いますが、＜ 一人で交換する ＞ と言う事であれば
入所者さんをベッド上で移動させ交換するしかありません。

例えば左頭、右下肢で、ベッドの頭側と手前奥は壁にピッタリと
くっついている状態ならば、入所者さんを右下肢はベッドギリギリ、
手前ギリギリまで移動させることで、ベッドの頭側の部分と手前奥の
部分がスッキリとあくので、頭側の方から古いシーツをめくり、
入所者さんの頭の位置までシーツを丸め頭の下に差し込みます。

次に下肢の手前奥側に自分が立ち、マットレスをめくり上げ
残りの奥側の方からシーツを丸め、身体の左側まで手繰り寄せて
おきます。

新しいシーツをあいている部分に広げたら、左頭側のマットレスの上に
自分が乗り、マットレスを持ち上げ左の角のシーツをマットレスの下に
入れ込みます。入れ込んだら、そのまま左頭側のシーツを下に入れる。
そして右下肢の方に周り、手前奥のシーツをマットレスの下に入れ、
右奥の角の処理をしながら途中までシーツを入れ込みます。

右手前ギリギリに移動させた入所者さんを、柵にぶつからない様に
今度は左側頭部の方へ移動させ、そのままスライドさせて左手前奥まで
寄せます。古いシーツを抜き取り、新しいシーツを広げます。
手前側にスペースが出来るので、再度頭側の下のシーツを
対角線上に引っ張りながら、左手前のシーツの角の処理をし、下肢側も
同様に処理をして中央を入れたら完了です。

スライディングシートがあれば楽にベッド上で移動が出来ますが、
スライディングシートがないのなら、90Ｌサイズのビニール袋を使用します。

※ヘルパー2級をお持ちなら、講習でビニール袋を使用した体位変換や
体位移動を教わっているのでは？と思いますが、参考になれば幸いです。

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