No.46820 Re: 母への罪悪感

ご丁寧なお言葉、ありがとうございます。
クマさんは、恐らくご長男だったのですね。

私の事情を少しお話します・・・

私は末っ子ですが、上の兄や姉が、割とドライで、しかも忙しい仕事を持っていて、余り母にかかわる時間が無く、結果的にそして必然的に、マザコンで時間もある私が、ほぼ中心に母を看る感じになっていました。

その事については、兄たちに対して全く不満はありませんし、超マザコンの私としては、愛する母に、出来るだけの事をしてあげたい、という強い気持ちがありました。

でも、その強い思いに、脆弱な精神力がついて行けませんでした。
現実は、理想とは程遠いものでした。

弱い私は、日に日に、肉体的にも精神的にも壊れて行く母を、なかなか受け入れられず、逃げ出したくなる時が多々ありました。

母が比較的元気で、入院していない時は、母と父の二人暮らしの実家に私が泊って、数日ごとに一晩自宅に帰る、というような感じでした。
夜中に、急に幻覚を見て泣きだしたりする母の横で、耳を塞いでじっと息を殺していたこともあります。

とにかく、　自分の精神と肉体を保つため、自宅に帰って一時的にリセットすることは、私にはどうしても必要だったので、「帰らないで」と、子供のように泣く母を、父とヘルパーさんに任せて帰ってしまったあの日の事・・・などが、今も私を責め続けます。

私は、本当に器が小さく、エゴイストです。
一番辛いのは母なのに、ちゃんと寄り添ってあげる事が出来なかった。

子供のように泣く母を振り切って、涙をのんで帰る時、「私は、ここで帰った事を、一生後悔する」・・・と、確信して、絶望しながら帰った事を昨日の事のように思いだしては胸が潰れそうになる毎日です。

母もきっと、天国へ行った今は、全ての苦しみから解放され、何もかも分かってくれている、と信じていますが、それでもとにかく詫びずにはいられないのです。


人生って、厳しいものですね。

何も無い平穏な日々は、ひとときの”砂上の楼閣”でしかないのだ、と、この二年間で実感しました。

色んな思いを背負って、それでも生きて行くんですね。

こうしてここに書き込みをさせて頂いたのは、誰かにこの思いを共有して貰いたいという、甘えた気持ちからです。

哀しいかな、兄姉には吐き出せません。

母の闘病中も、母への愛を共有したくて私が何か彼らに言うと、全くそんな気持ちでは無くても、それが愚痴だと取られてしまう、と気付き、哀しいけれどそれからは、何も言えなくなりました。

恐らく、彼らの心の中には、私に母を任せている引け目があったのだろうな、と今は分かります。

今は、クマさんの、経験から来る真摯なお言葉が、とてもありがたいです。

赤の他人様同士、・・・・利害関係が無い者同士だからこそ、与えて頂ける温もりがあるのですね。

本当に有難うございます。

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